洋上風力発電は海外では急激にコスト低下が進み、大規模な開発も可能となっています。我が国は、海に囲まれ、かつ国土面積も狭隘なために、洋上風力発電は、再生可能エネルギーの最大限な導入と、国民負担の抑制を両立するために重要な電源であります。ところが、一般海域の利用に関して長期占用を実現するための統一的ルールや先行利用者との調整の枠組みが存在しないなどの課題により、導入が進んでいない状況にあります。
これらの課題に対応すべく、第 197 回国会(2018年11月)にて内閣府、経済産業省、国土交通省が共管で「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」が可決され、今後は本法律に基づく促進区域の指定や公募による事業者選定に関する具体的な運用方法の検討が必要となってきました。
これを受けて弊社では以下の調査、検討業務を行っています。